コンビニ日々徒然

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太平洋戦争の収支決算報告書

太平洋戦争での日本財政事情について、まあ普通に考えて国家総決戦で財政大赤字なのは分かるが、国家なので赤字で破産とかはあんましない。でも収支決算報告書と書いて具体的な数字を見比べてみると想像以上にこの国家(日本帝国)終わっている感がわかる涙感動作。

知らない言葉多くて、調べるのに読むのに時間を要したけれど読んでて楽しかった。しかし当時日本の首脳陣は馬鹿だったんだな…。

いやでも読み進めてみると、首脳陣馬鹿ではない。植民地(併合と便利な言葉もあり)の台湾や朝鮮を稼げるやつにするために頑張ってる。要するに儲かるように頑張ってる。でも増え続ける軍事費。財政だったり、いろんな備蓄だったり、多方面戦争するとヤバいのはわかるけれど軍事費増で新しい技術や作戦使いたい軍部。んで体育会系の暴走だ(理系体育会系含むオウムとかな)。あと国民の馬鹿さだ。

なお。戦時中の決算やばさ(ほぼ収入が借金)も書いているが、戦後の賠償金も細かく書いてある。むちゃぶりな賠償金の低さな国あれば、中国みたいに上手く違う手で永遠に搾り取る対応や、韓国みたいに面白翻訳もある。やったことについては賠償するべきだが、んなこた無理なことも承知。そんなところまで交渉させてしまった戦時中の国民認識は死刑レベル。おまいらがな当時なんとかすればな…

まあ、良いことといえば、世界大戦後、多方面戦争すると色々ヤバいよな…と他国がためらう結果を見せつけたことは、敗戦国ドイツと日本のおかげ!と思います(ただ最近はISとかが多方面戦争仕掛けて死んだが…)

なお、後書きは、なぜか新型コロナの話へ。あで?国民ばか判断同じ…

太平洋戦争の収支決算報告

太平洋戦争の収支決算報告